こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
佐賀県は嬉野市にある嬉野温泉「一休荘」さんに宿泊してきました。
- 美肌効果バツグン!とろっとろの温泉を源泉かけ流し
- お風呂は貸切で入れる
- 食事がとにかく美味しくて豪華!
美肌温泉として有名な嬉野温泉のお湯を源泉かけ流しで楽しめて、かつ宿泊代金と比べて食事が豪華で美味しい宿でした!
嬉野温泉って実はお湯を循環しているところが多いのですが、一休荘さんは数少ない源泉かけ流しの宿です。まずそこがポイント高いですよね。
今回はそんな「一休荘」さんをご紹介します
嬉野温泉 一休荘に女一人泊してきた
【嬉野温泉 一休荘のアクセス】最寄りの空港は”長崎空港”。目の前にはバスセンターがある
- 〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙15−61
- 長崎空港から車で約30分
- 福岡空港からバスあり
嬉野温泉は佐賀県にある温泉地ですが、空路でアクセスする場合の最寄りは「長崎空港」です。嬉野市が佐賀の中だとだいぶ南に位置していて、長崎県に隣接しているんですね。
てなわけでなんと長崎空港から嬉野までは一般道で30分ほどで着きます。近い。
ちなみに嬉野までは福岡空港からもバスが出ているそうで、バスターミナルはなんと一休荘さんの目の前にあります。
これは宿のお部屋から撮った写真なのですが、向かいに見えている建物が嬉野のバスターミナルです。
宿の建物自体はだいぶ年季が感じられますが、扉を開けてみるとびっくりするほど清潔感のある玄関が。かなり丁寧にお掃除して管理されているのが伝わってきます✨
すぐに旦那さんが出迎えてくださいました。一休荘さんはご夫婦でやられている小さな宿ですが、お二人ともとても感じの良い温かみのある方たちでした。リピーターさんも多いようですが、このお二人のお人柄は大きいだろうなあと思います。
ちなみにスリッパなのですが普通のものと紙製の使い捨てのものがありました。普通のスリッパもシールに名前を書いて間違わないようにします。感染対策もしっかりしているなあ…という印象。
ちなみに駐車場は宿の隣にあります。写真だと伝わりづらいのですが、奥に2台横並びに停められますが、あとは3台ほど縦列駐車をする形になるので結構難易度高め。
私は駐車が下手なので、もし宿の駐車場が混んでいたら嬉野市の公共駐車場(24時間300円)に停めようと思っていましたが、この日は私以外の宿泊者は車を停めなかったようなのでセーフ。
【嬉野温泉 一休荘のお部屋】やたら居心地の良い窓辺の椅子が気に入った
お部屋は2階にあります。建物自体はかなり昭和の香りで古いですが、びっくりするほど綺麗にお掃除がされていてピッカピカです。
2階の廊下には自由に読める漫画コーナーもありました。
この日は私はもともとトイレなしのお部屋を予約していたのですが、宿泊者が私の他に1組しかいないということでトイレ有りのお部屋を使わせていただけることに!
こういうアップグレードは当然宿泊者の側から求めたりしてはいけないものですが、宿の好意でサプライズでアップグレードしていただけるととってもハッピーな気持ちになりますよね。
- トイレ・洗面台ありの和室のお部屋
- やたら座り心地の良い窓辺の椅子
まーまずこのレトロな入り口に心奪われるわけで…
夏なのでお部屋に扇風機まで置いていただいていたのは嬉しいポイント!
お茶請けはおまんじゅうでした。
そう、それでちょっと感動したのが「お茶」。実は嬉野はお茶が有名なんですが、お茶セットに用意されていたお茶もなんと嬉野のお茶だったんです!
しかもお茶の美味しい入れ方の指南書まで入っていました。
高級な旅館とかだったらお茶っぱまでこだわるものかもしれませんが、一泊一万円くらいのお宿だとお茶はティーバッグのものが主流でなんならお茶っぱ自体置かれていないこともザラなんです。宿泊代金のリーズナブルさを考えるとそれはとても妥当なことなんですが、でもこうやって地元の名産のお茶を出してくださる一休荘さんは素晴らしいと思います。
テレビ周辺はなんだか色々あって若干の「仏壇感」笑。延長コードがあるのがありがたいですね〜。灰皿もあって一応喫煙可能なお部屋なのかもしれませんが、お部屋からはタバコの匂いはしませんでしたよ。
トイレ付きのお部屋にしてくださったので、トイレもあり。ありがたや〜〜〜!
このドライヤーの風力は「OK」。(毛量多い族より)
あと嬉しかったのがタオル干しにお手拭き用のタオルがかかっていたこと!これはあると一気にQOL上がります。一般的に、旅館やホテルのタオルってバスタオル1枚+フェイスタオル1枚しかないので使い回すことになるので、お手拭きタオルが別であるだけで超ありがたいです。
と、思ったら!浴衣セットにもなんとタオルが3枚!
1枚は真新しいタオル、残り2枚は洗濯されたもの。これっていい仕組みだと思います。洗濯されたものが2枚もあれば新しいタオルを開けない人も一定数いるでしょうし、そうすれば宿としても経費削減になりますよね。宿泊者としても1枚を乾かして使い続けるよりも2枚あってくれた方が気分も良いというもの。
私は最近は専らタオルは持参して、宿の新しいものは使わないスタイルなので一休荘さんの仕組み、とっても好きです。(エコって側面もあるしこれ以上家にモノを増やしたくないのもある)
ちなみに後述しますがお風呂場にも自由に使えるタオルが置かれていました…!
そしてこれが個人的にこのお部屋のツボ!なんとも居心地のいい椅子!
これってIKEAの椅子ですかね…?窓辺にあるのもちょうどよくって外をぼーっと見ながらコンビニで買ってきたアイス食べちゃいました(笑)。
ちなみに冷蔵庫もちゃんとあります。
《布団チェック》布団は夕食後に敷いてくれる
お布団は夕飯の後に敷いてくださいます。部屋食ならではの気遣いですね。
《Wi-Fiチェック》15分×4回無料のWi-Fi
よく公共の場で見かける「15分無料」のWi-Fiがあるだけなのは残念……。4回まで無料で使えますがやっぱり仕事をしようとすると不便ですよね…
ここは改善希望かもです。
ちなみに私は楽天モバイルを使っているのですが、一休荘さんは楽天モバイルの電波圏内でしたので高速データ通信は使い放題で問題ありませんでした。(楽天モバイルは高速データ通信が使い放題で2980円なのです。2022年8月現在)
【嬉野温泉 一休荘の温泉】源泉かけ流しのとろとろ温泉を貸切で堪能できる
一休荘さんにはお風呂が2つあり、どちらも貸切で利用することができます。ですが、宿泊者の数が少ない時はお風呂は1つのみの開放になるようで、私が宿泊した時も宿泊者が私の他に1組しかいなかったのでお風呂は広めの岩風呂のみの利用でした。
- 嬉野では珍しい加温・消毒・循環・加水一切なしの温泉
- 「日本三大美肌の湯」とも言われるとろっとろの温泉
- 温泉は貸切で利用可能
- 夜間の入浴はできない
宿泊客が少なかったこともあり、誰ともバッティングすることなく貸切でのんびり温泉を堪能できましたよ!
お風呂は宿泊する2階から階段をおりたところにあります。
入浴時間は午後3時から午後10時までと、朝は6時から9時45分までとやや短めの設定で夜間に入ることはできません。ちょっと残念ですが、ご家族経営の宿の場合お風呂の管理も大変でしょうからこれは致し方のないことと思います。
入浴の目安時間は1回につき50分と書かれています。確かに7室全部が満室だとお風呂を2つ開放していても混み合う時間は出てきそうです。
お部屋のところで解説したのですが、洗濯済みのタオルが置かれていて自由に使えるようになっています。あとは色々なシャンプーやメイク落とし、洗顔など選んで使えるコーナーも!!
今回入ったのは広めの方の岩風呂です。扉を開けるとL字型の脱衣所が。ちょっと珍しい形かな?
脱衣所自体はやや狭めではあるものの、貸し切りの利用ですしそんなに手狭になることもなさそうです。ちなみにドライヤーはお部屋にあるのでこちらには置かれていません。貸し切り風呂でドライヤーまでおくと1組あたりの占領時間が長くなりますからね〜
源泉温度はなんと88.3度、pHは7.76です。源泉温度が激アツなのが嬉野温泉の特徴で、それゆえ実は加水や循環をしている宿泊・温泉施設が実は多いんですが、一休荘さんは源泉の投入量を調整することで消毒・循環・加水一切なしを実現しています。(もちろん熱すぎる場合は自分で加水はできる)
では、お風呂にいざ行かん…!
岩風呂を取り囲むようにビニール畳が敷かれています。実は畳が敷かれている温泉は初めてな私。
シャワーはふたつあり、シャンプーとボディソープが置かれていました。もちろん、先程の廊下にあるシャンプーコーナーから好みのものを持ってきてもOK。
シャワーはやや使いにくいタイプではありましたが、貸切なので誰の目も気にしないでいいので気楽ですね。
噂に聞く嬉野のとろとろの温泉はどんなもん…?と手をお湯に入れてみると想像以上の熱さにびっくり!!多分先客がいなかったからだと思うのですが45度はありますね。
それでもおそらくしばらくはお湯を溜めてしばらく経っていた感じなので、いれたて源泉オンリーの湯船に使ったら石川五右衛門になりそうです。
湯口から遠いところなど適温のところもあり意外とあっさり肩まで浸かれました。
それにしてもびっくりのトロトロさ!!嬉野のお湯はよく”美容液のようにとろみがある”と形容されるのですが、確かにこれは過去一のトロトロ具合。熱めの温度も合間って気持ちいいです。
入った時は蛇口は閉じられていたのですが、自分で温泉の投入量を調整することができます。蛇口から出てくる源泉を触ってみたところ、「あづっっっっっっ!!!」ってなりました。直接触れる温度じゃないよ、これ…。
大人4人くらいは入れそうな大きめな浴槽なので、一人の私は足を伸ばして入ることができましたよ!しかし熱いのですぐに汗が噴き出ます(笑)
入っては出て涼んで、また入ってを繰り返してトロトロの湯ざわりを堪能しました。
噂通りのトロトロ美容液温泉でした〜!
【嬉野温泉 一休荘のお食事】ボリュームも味も大満足なお食事。夕食はお部屋で
夕食
夕食は6:30から、朝食は7時からでお願いしました。(両方とも一番早い時間帯だったと思います)
夕食はありがたいことに部屋食で、時間になる少し前に部屋に電話で食事を持っていっていいか確認されます。
ちなみにドリンクのメニューはお部屋にありました。
ボリュームすごい!そして美味しそう!
お盆に乗っていた食前酒(多分ノンアル?)からいただきます!
旅館あるあるの温かいそうめん。きっと食事の間に食べるべきものなのでしょうが、私は汁物が好きなので最初にいただいてしまいました。
お刺身は3種類。九州のちょっと甘めの醤油でいただきます。関東生まれ、関東育ちの人間なので小学生の時に初めて九州の甘い食事を食べた時は衝撃でした。
温かいところって調味料が甘いところが多いですよね。
昔留学していた台湾でも南部の台南は北の台北に比べて食事が甘かったです。
メインは佐賀牛!自分で火をつけていただきます。柔らかくって脂が程よくのっていて美味しかったです。
付け合わせの玉ねぎやトウモロコシも美味しかった!
煮魚はかなり大きめ!ここまで食べ進めてくるとだいぶお腹いっぱいに……
タコと海藻の酢味噌はさっぱり。煮物や佐賀牛などややコッテリしていたのでいい味変です。
煮物もしっかり目の味付けで美味しい!そしてすごいボリュームです。
かぼちゃや大根、椎茸、鶏肉まで入っていてこれ一品でメインになりそう笑
ナスは皮を剥いて柔らかく煮てあります。茗荷と生姜が夏を感じるいいアクセントに。
ご飯はお櫃にたっぷりいただけるので自分で食べる分だけ盛ります。
デザートはフルーツ。
ボリュームたっぷりですが野菜も多くて健康的な夕食でした!どれもこれもとっても美味しかったです。
朝食
朝食は玄関横にあるお部屋でいただきます。
先述通り、私は一番早い時間帯の7時でお願いしました。
テーブルは2つ。「朝食会場」というほどの広さではないかな。
食事は女将さんがお膳で一気出ししてくださいます。
昨晩の夕食もとっても美味しかったので期待していたのですが、もう見ただけでわかる!これは美味しいやつやん!!
何より楽しみにしていたのが…「嬉野湯豆腐」!!
嬉野温泉は湯豆腐が有名なのはご存知でしょうか?温泉水で豆腐をコトコト煮ることによりスープが白濁しお豆腐もトロトロになるんです。
嬉野にはお豆腐の専門店もいくつかあるので本来ならランチはお豆腐専門店で…と思っていたのですが、実はこの日は生憎の悪天候のため早めに宿を出ることにしていたのです。ですので宿の朝食で湯豆腐が食べられるのはとっても嬉しい!
煮込まれることによってお豆腐はとろっとろに。レンゲですくうとホロっと崩れるような柔らかさです。
写真だとわかりづらいんですがスープもかなり白濁しています。
豆腐は角が取れてかなり滑らかな感じになります。どうやら嬉野温泉のアルカリ性のお湯でお豆腐が溶け出してしまうんだとか。
美肌の湯は人だけでなくお豆腐も溶かすのね…
食べてみると口の中でとろけるような感じ!これは新食感の湯豆腐で今まで食べてきた湯豆腐とは違います。
お豆腐自体に少し味がついているのか、タレをつけなくても美味しい。
今回は天候の関係で急足で嬉野を発つことになりますが、これは今度はぜひ専門店でも食べてみたい…!
昨日チェックインの際に「朝食の卵は目玉焼きか生卵どちらがいいか」を聞かれて即答した目玉焼き。ハムエッグです!目玉焼きにしてよかった〜
サラダにはピエトロドレッシング。納豆はパワーキッズ。どちらも九州を旅しているとよく出会う味です。ピエトロは福岡空港を出たところに大きな看板がありますよね。どちらも地元で人気の商品なのだと思いますが、一歩九州を出ると全く出会わなくなる不思議。
デザートはバナナ。
うちの弟がいうことには、「バナナはナイフで切ると何倍も美味しくなる」んだそう。パフェの上に乗っているナイフで切られたバナナとか最高だそうです。
なんで?表面積が増えるから?疑問ではありますが確かに手で剥いて手軽に食べられるバナナだからこそ、わざわざナイフで切ってあるとその一手間が美味しく感じるのかな。
食後にはコーヒーも持ってきてくださいました。
夕食に引き続き朝食も大満足。
ごちそうさまでした!
【嬉野温泉 一休荘の宿泊代金】
一泊二食付きで8700円(+入湯税150円)
じゃらんのクーポン1000円分+ポンタポイント1300pt利用
今回もじゃらんの1000円オフクーポンを利用して、かつ貯まっていたPontaポイントを利用しましたので本来は11000円の宿泊代金のところ8700円をお支払いしました。
今回は私にしては珍しく土日を含む日程での宿泊でした。一休荘さんの一人泊二食付きの最低宿泊代金はじゃらんを見る限り2022年8月現在9350円です。
かなりボリュームのあるお食事が部屋食でいただけ、泉質にこだわった嬉野のトロトロの温泉が貸し切りで楽しめてこのお年団なら満足かなと思います!
しかも今回はお部屋をアップグレードしていただいて…感謝です
【一人旅オススメ度】★★★★☆ 夕食は部屋食でお風呂も貸し切り。建物は古いが清潔で初めての一人旅にもオススメできる
- 嬉野では珍しい源泉掛け流し
- 豪華で美味しい食事をお部屋でいただける(夕食時)
- 一人泊でも二食付き1万円から宿泊可能!
長崎空港からも近く、嬉野温泉自体も栄えているので一人旅初心者さんにもオススメ!
お部屋も綺麗で、ご飯も美味しく、温泉も素晴らしい素敵な宿でした!今回は旅程の関係で足早な滞在になってしまいましたが、できることなら連泊してじっくりゆっくりしたい宿です。嬉野温泉自体が栄えている温泉地で、飲食店やコンビニも多数あるので、連泊しても楽しめそう。ネックなのはWi-Fiだけかなあ……
長崎空港からも一般道で30分くらいでアクセス可能で、かつ福岡からの公共交通機関でのアクセスも可能なのでアクセス面のハードルも低いと思います。
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