こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
今回は大分県の別府温泉にある「亀川マリーナゲストハウス」さんに一人泊してきました。
- ゲストハウスだが個室で掛け流しの温泉が楽しめる
- 夕食は関アジ関サバがたっぷり
- そして一泊二食で11000円というリーズナブルさ
ゲストハウス、とついてはいるものの所謂バックパッカーがワイワイするような感じではなく、アメニティなどが必要最低限のホテルという解釈が個人的にはしっくりくる宿でした。
バスタオルや歯ブラシが無かったりとホテルや旅館と比べると多少の不便はあるものの、地のものを生かしたお食事がとにかくおいしかったことと、効率の良い運営体制、そしてコスパの良さで個人的には◎な宿でした。かなり好きです。
そんな亀川マリーナゲストハウスさんをご紹介します
別府の宿はこちらもおすすめ
別府 亀川マリーナゲストハウスに一人泊
【亀川マリーナゲストハウスのアクセス】大分空港からも別府駅からもアクセスの良い温泉
- 〒874-0022 大分県別府市亀川東町20-45
- 大分空港からバス+徒歩で1時間弱、別府駅からバス+徒歩で約20分
亀川温泉は別府温泉郷の一つです。
今回は空港から直接宿に向かいます。レンタカーも良いのですが別府は空港直結バスがあり、且つ市内もバスがたくさん走っていてアクセスが良いので今回は公共交通機関のみの利用です。
大分空港→別府市内は片道1600円。往復3000円と少し強気なお値段。
40分ほどの乗車で亀川マリーナゲストハウスさんの最寄りの「亀川古市」に到着。
そこから徒歩20分弱かかりますが、この日はお天気も良く海沿いの国道を歩くのは気持ちよかったです。
そして見えてきました、本日のお宿「亀川マリーナゲストハウス」さん。
“マリーナ”という名前の通りで目の前には漁船が停まるハーバーがあり旅情を掻き立てられます。
宿泊施設以外にも売店、レストラン、日帰り入浴、そしてオートキャンプ場として車中泊も受け入れいているそう。
チェックインは1階の売店で行います。とても感じの良い女性がテキパキと対応してくださいました。
ここで驚いたのが料金が前払いだったこと。後述しますが食事の際に飲んだドリンク代などはレストランで精算になるため、チェックイン時に宿泊代金をお支払いするのです。
ですのでチェックアウトの際は売店前の箱に鍵を入れるだけで簡単なのです!これなら朝早くから受付の人を雇う必要もないしなんて合理的なんだ、と感動。
【亀川マリーナゲストハウスのお部屋】テレビがなくラジオがBGMとして流れるお部屋。簡素だが清潔で居心地が良いのは何故だろう…
亀川マリーナゲストハウスに「ないもの」
まず先にこの宿にないもの、あっても有料なものを解説します。
- バスタオル
- 歯ブラシセット(有料)
- 剃刀(有料)
- クシ、ブラシ(有料)
- シャンプー類(大浴場にはある)
- 浴衣
普通の旅館にあるものだとこんな感じかな?
予約サイトにも書かれているのですが、ゲストハウスなので旅館と同じアメニティが無料で用意されているわけではありません。
自分自身も予約の際に気になったので皆様のお役に立てれば!
お部屋
お部屋は前7室で全て2階にあります。2階の宿泊者エリアにはまずドリンクサーバーとケトル、電子レンジなどが用意されています。
今回宿泊するのは205号室です。扉は外に面しており、マンションに近い造りですね。
扉を開けると、まず玄関にちんまり置かれていたのは……
タオルと使い捨てのスリッパです。
やたらと大きい靴入れ。本当にマンションのような造りです。
お部屋は8畳くらいあるかなと思うのですが必要最低限の机と座布団しか置かれておらずかなり広く感じられます。
ベランダにも出ることができ、先程のハーバーが見渡せます!景色最高!ベンチもあります。
予約サイトにも書かれていましたがお布団は自分で敷きます。この押入れにはお布団以外にも色々入っておりまして…
ラジオと有料のアメニティ、そして電話。
この宿の代名詞とも言えるラジオはFMがずっと流れっぱなしです(もちろん消すこともできる)。これが案外心地良くて私は起きている間はずっとかけていました。
冷蔵庫もありましたので買ってきた飲み物を冷やすこともできます。冷蔵庫があるって知ってればコンビニでビール買ってきたのに……(最寄りのコンビニまで徒歩20分かかる)
お部屋にトイレがあるのはありがたいですね!一応シャワーもありましたが温泉に一晩中入れるし使う人は少なそう。
洗面台にはドライヤー、紙コップ、そしてペーパータオルが用意されていました。
全体としてかなり質素でミニマリストのようなお部屋ですが、スタッフの方の業務効率が上がるような効率的なお部屋で機能的だなと思いました。私はこういうお部屋&こういう取り組み、大好きです!
テレビがないので読書が捗る
テレビがない宿に泊まるのは初めてだったので今回はラジオの音を一番小さくしてアンデシュ・ハンセンの「スマホ脳」を読みました。
次回泊まるなら朝日が昇るのを眺めながら美味しいコーヒーをベランダで飲みたいです。
《Wi-Fiチェック》
Wi-Fiは各部屋ごとにあります。速度も問題なしで快適!
《布団チェック》
お布団は先述の通り自分で敷くスタイルです。
マットレスもありましたし、リネン類はどれもピシッと清潔で快適でした。
【亀川マリーナゲストハウスの温泉】やや黄みがかった掛け流しの温泉に夜通し入れる
- やや黄色みがかったナトリウム塩化物温泉が掛け流し
- 15時から朝9時まで夜通し入浴可能
温泉は1階にあり、15時までは日帰り入浴も受け付けています。それ以降は宿泊者限定になります。
木とコンクリートで造られておりのモダンでおしゃれな雰囲気です。
男女別の扉もオレンジの文字がアクセントになっていていい感じ。
脱衣所はシンプルながらも新しくきれいな印象。こういう造りは新しくできた銭湯に多いデザインです。
では、いざ扉を開けてお風呂へ…!
かなり広めな浴場です。お風呂もシンプルでモダンな印象ですね。
シャワーも4つあり、こちらにはシャンプー・コンディショナー・ボディソープがありました。
内湯の浴槽はかなり広めです。この規模感の宿にしては珍しいくらいに広めかもしれない。
やや熱めですが肩までは浸かれる温度で疲れた身体に沁みます…!!
泉質は塩化物泉とのことですが、やや黄色いお湯です。珍しい気がします。
温泉投入量はそこそこですが、湯口から出てくるお湯が激熱で触れないレベルだったので投入量を抑えているのかも。
外に出ると露天風呂もあります。なんと椅子も用意されていて外気浴もできるんです。
浴槽は内湯と比べてやや小さめ。冬だったからか内湯と比べると少しお湯がぬるめでした。
入浴後は体がポカポカしてお肌がしっとりするお湯でしたよ。
【亀川マリーナゲストハウスの食事】関あじ関さばの豪華会席がいただける。食事が本当に最高
夕食
食事は朝夕ともに3階にある「佐賀関食堂」でいただきます。私が今回宿泊したプランではこちらのレストランで会席をいただけるプランがついていました。
普通に一般利用もできるレストランなので定食を召し上がっている方もちらほらいましたが、会席の予約の宿泊者は奥の席に案内されました。
ドリンクバーが無料でついていると説明がありましたが、まずはアルコールを……
種類こそ多くはないですが、中々に魅力的なラインナップです。
焼酎と悩みましたが今回は黒ラベルをいただくことにします!
\かんぱーーーい/
あああーーーー美味しいーーーー!!
こちらは本日のお品書き。かわいい。
お醤油も2種類用意されているのが嬉しい。甘めのお醤油は九州に来たって感じしますね〜。
まずはすでにテーブルに用意されていた前菜五種から。
手前のクルミが鰹節と和えて甘じょっぱく味付けされていてめちゃくちゃ美味しかったです。
そして来ました〜〜〜!!これを目当てに今回予約したと言っても過言ではない関アジ関サバのお刺身!!
みて!?もう美しすぎるでしょう??実は人生初めての関アジ関サバなんです。
瀬戸内海と太平洋の水塊がぶつかりあう豊後水道で、一本釣りによりとれるマアジ・マサバの事を「関あじ」「関さば」と呼びます。そのうまさ、歯ごたえのよさから、高級魚として重宝されています。
大分市公式HP
とにかく歯応えが良く、そして口の中でとろけていく脂……。これは美味しすぎます。
鯛と鰤、サザエも美味しかったです!東京ならこのお刺身の盛り合わせ一体いくらになるんだろう…お刺身を安く美味しくいただけるのは旅の醍醐味ですよね。
こちらは季節の炊き合わせ。饅頭?の中にはお肉が入っていてシンプルな味付け。
次はアジフライ。揚げたてでさっくさく。このアジも関アジだそうです。
土瓶蒸し。中身は…白身魚と海老とキノコ!
お出汁が美味しい〜〜出汁ってDNAレベルで日本人の身体に染みますよね…
どんどん食事が運ばれてきます。次はお寿司三貫。
だいぶお腹いっぱいですが、サイコロステーキサラダ。サイコロステーキというと成型肉を想像される方も多いと思いますが、こちらしっかりとしたおおいた和牛のサイコロステーキで脂が美味しい。
トドメは郷土料理の団子汁。小麦粉をこねて薄く帯状に引きのばしただんごがたっぷり入っていてお腹はちきれそう……なんとか完食!
食後のデザートは抹茶プリン。美味しくいただきました!
関アジ関サバ含めて全ての満足度がすごかった!
朝食
朝も3階の食堂でしっかりとした和食をいただきます。
朝から大分名物の「りゅうきゅう」をいただけるのは嬉しい!
サラダに焼きのり。焼きのりは温泉県おおいたのパッケージ。
焼き魚にだし巻き卵も美味しくいただき、朝からエネルギーチャージ完了です!
ごちそうさまでした
【亀川マリーナゲストハウスの宿泊代金(一人泊)】二食付き一人泊11000円でした
一泊二食付きで11000円(+入湯税150円)
一人泊で二食付きのプランを予約して11000円でした。そこからじゃらんのブロンズ会員以上限定2500円オフクーポンを利用したので実際にお支払いしたのは8500円でした。
私は今回一人泊だったので11000円でしたが、二人なら一人あたり10000円で泊まれるようなので本当にコスパが高いと思います。
【お気に入り度】★★★★★ 食事が美味しく、適度な自由度も最高の宿!次回はぜひ美味しいコーヒー豆を持参して朝日を眺めながらコーヒーをいただきたい
私的には「大当たり」の宿でした。アメニティが必要最低限だったり、受付の方が17時から翌朝10時までいなかったりしましたが個人的にはそういうのは不便には全く感じませんでした。むしろいい意味でほったらかしで自由度が高くて好きでした。私はいわゆる「至れり尽くせり」が苦手な人なのでこのような形態の宿が今後増えたらいいなあと思います。
何よりも食事が豪華でおいしかったのが印象的です。関あじ関さばに始まり地元の食材がふんだんに使われておりこだわりも素晴らしいと思います。正直夕食のあの豪華さを考えると一人泊二食付きで11000円はもはや破格かと……関あじ関さばだけでもお店で食べたらまあまあしますからね。その点を鑑みても私はアメニティやお部屋の質素さには賛成です。
温泉の泉質も素晴らしく、夜通し入れて本当に充実した滞在になりました。お部屋の窓を開けたら向かいにハーバーがあるのも素敵すぎます。次回はぜひ、あのベランダで朝日が昇るのを眺めながらコーヒーをいただきたいです。
コメント