こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
今回は福岡県の原鶴温泉にある「延命館」さんに一人泊してきました。
- トロトロの39度のぬる湯がこだわりの源泉掛け流し
- 宿泊者は貸し切り風呂が一回無料
- 筑後川に面したお部屋がとにかく景色が良く最高!
今回は福岡に予定がありそこから行ける温泉を探していたところ、博多から1時間半程度でアクセスできる原鶴温泉に白羽の矢が立ちました。
普段の私からするとちょっとお値段のするいい宿だったのですが期待を裏切らない泉質、そして滞在になりました。
筑後川を臨むお部屋がとても素敵でした…!
原鶴温泉 延命館に一人泊
【延命館のアクセス】福岡都市圏から車で約60分。公共交通機関でも気軽にアクセスできる
- 〒838-1521 福岡県朝倉市杷木志波15−2
- 福岡の都市圏から車で約60分
- 博多からJRで1時間半くらい。最寄駅は「筑後吉井」
- JRの最寄り駅、また最寄りバス停から無料送迎あり
今回は博多からJRで向かいます。まずは腹ごしらえ、ということでKITTE博多のB1にある「どんぶり居酒屋 喜水丸」さんでイカ明太食べ放題の定食をいただきます。
博多から延命館の最寄駅である筑後吉井までは特急ゆふ号に乗れば乗り換えなしで行けるのですが、今回は時間的に特急はなかったので久留米で乗り換えることにします。
てなわけでまずは博多からJR鹿児島本線に乗ります。
今回は福岡で行われたライブの後泊としてくっつけた温泉旅行です。普段の私からするとちょっと奮発したお宿だったのですがライブ遠征とセットということで「飛行機代、1回分浮くしいいよね…?」ということで。
ライブの後に泊まった博多のホテルについては「【アパホテル 博多駅前3丁目宿泊レポ】博多駅徒歩8分で好立地!マリンメッセへの遠征にもおすすめな安心安全なアパ!」にまとめておりますのでよろしければそちらもぜひご覧ください。
久留米からはJR大本線に乗り換えて筑後吉井で下車です。博多からトータルで1時間半くらいだったので原鶴温泉、案外近いですね。
ここで注意!原鶴温泉の最寄り駅である筑後吉井ではICカードが使えません!私は下調べ不足で博多からICカードで乗ってしまいました。筑後吉井の駅で駅員さんに教えていただき、その場で現金でお支払いし翌日博多駅に戻ってからICの乗車履歴を取り消していただきました💦
以前群馬県の小野上温泉旅館きくむらに行った時も同じようなミスをしているのに全く学んでいなかった……これから地方に行くときは必ずその駅がICカードに対応してるかを調べようと肝に命じました。
さて駅から延命館までは宿泊者は無料で送迎していただけます。車で10分の距離とはいえタクシーを呼んだらそこそこな金額になってしまうので送迎はとてもありがたいです。
宿泊したのは春で関東は桜はあと何日か待たないと、といったタイミングだったのですがさすが九州、満開の桜が見られました。桜と温泉なんて日本に生まれた特権をフルに活用できる旅行だ……
こちらが本日お世話になる原鶴温泉延命館さんです。
かな〜り昭和を感じるフロントでチェックインをし、これまた昭和感MAXなソファーで用意していただいたお茶をいただきました。
ちなみにチェックインの際に館内の地図がプリントされている紙に食事の時間を書いてくださいました!私は食事の時間忘れがち人間なのでこれはとってもありがたいです😭
館内はどこも昭和な感じだったのですがとても丁寧にお手入れされている印象で快適でした。
エレベーターの横にはボードゲームや河川敷で使えるバトミントンなどがありました。今回も一人旅でしたので私は使いませんでしたが、お子さんが喜んで選んでいるところを目撃したので子連れ旅行や友人との旅行では嬉しいかもしれません。
【延命館のお部屋】10畳の広々とした素敵な和室は筑後川ビュー!!日当たりも良くポカポカでの〜んびり過ごせる
延命館さんには2タイプのお部屋があり和室か和洋室です。和洋室の方が少しお高めの設定になっています。
今回宿泊したのは2階にある和室のお部屋。
お部屋の扉を開けて一瞬で確信「これはいい部屋だ……!」。
広々とした和室そのものも素敵なんですが、見てくださいこの景色を!前に流れているのは筑後川です。この景色を広縁の椅子に座りながら眺められるのって……最高すぎませんか??
広縁には冷蔵庫、お茶セット、ポットなどが用意されています。
冷蔵庫の中にはお水が冷やされていました!どうやら井戸水を電気分解したアルカリイオン水らしいです。
アメニティは浴衣とバスタオルと、
袋の中にフェイスタオル、足袋、歯ブラシ、シャワーキャップ、ブラシ、そして温泉に浸して使う用の乾燥フェイスマスクが置かれていました!
足袋とタオルは丁子で染めたもの出そうでほんのり黄色です。乾燥フェイスマスクは市販もされているもので本来は化粧水などで浸して使うものです。なるほど温泉をパックにするという発想は面白いですね!
ザ・温泉、といった感じの机とあとは嬉しいことにお菓子の用意もありました。お茶を淹れていただきます。
空気清浄機と、まさかのダイヤルタイプの電話。
玄関部分に戻って大きめのシューズボックス。洗面台は椅子も置かれており座りながら朝の支度ができるのがありがたいです。
お手洗いもあり温便座でした!
館内案内には「自湯自慢」として延命館のお湯について力のこもった紹介が。お湯に自信がある宿っていいですよね〜。
自販機などはなく、お酒はフロントで購入するスタイルのようです。
《布団チェック》布団は食事中に敷いてくれる
お布団は夕食をいただいている間に敷いておいて下さいました。
ちなみに朝はチェックアウトまで敷きっぱなしですのでゴロゴロできます。
《Wi-Fiチェック》Wi-Fi完備!
Wi-Fiも完備されており速度接続ともに問題ありませんでした。
【延命館の温泉】何時間でも入っていられる至高のぬる湯。pH8.6のアルカリ泉でお肌ツルツルに
延命館さんには男女別の大浴場と露天風呂が一つずつと、宿泊者は無料で1回利用できる家族風呂があります。
- アルカリ性のぬる湯はとろっとろでお肌すべすべに
- もちろん加温加水循環濾過一切なし!
- いつまでも入っていられる至高のぬる湯
宿泊者は無料で1回使える家族風呂
家族風呂は立ち寄り湯の場合だと2600円するそうですが宿泊者は滞在中1回90分無料で利用できます。
15時頃にチェックインしたのですがその時は立ち寄り湯の方が数人大浴場にいらっしゃるのがスリッパで分かったため、まずは家族風呂に行っちゃおう!と思い立ちました。
ちなみに家族風呂は予約制ではなくフロントに電話して空き状況を伺い、空いていれば鍵をもらえるという仕組みです。
「土風呂」「陶器風呂」「樽風呂」と3種類あるので今回は見た目で陶器風呂をチョイスしました。
家族風呂は本館とは別の離れのような建物に3つともあります。
コンパクトではありますがきれいに掃除のされた脱衣所。エアコンもありました。
ドライヤーや化粧水と乳液、コットンに綿棒も用意されています。後述しますがドライヤー以外は大浴場にはなかったので割高料金な家族風呂の差別化を感じます。
浴室は大体3畳くらいの広さでしょうか?
他2つの家族風呂はどうかは知りませんが、貸し切り利用が前提なのでシャワーは1つしかありません。シャンプーとボディーソープはありますがコンディショナーや石鹸はなし。
大人が二人入ったらギュウギュウになりそうなサイズ感の浴槽。写真だと伝わりにくいと思うのですが結構な湯量でお湯が投入されており浴槽が小さいのでもったいないくらいにお湯がどんどん溢れていきます。
ぬる湯だから一気に入れるはず……!
かけ湯の段階でぬる湯なことはわかっていましたので一気に肩まで浸かります。浴槽自体がかなり深めで陶器でツルツルしているため滑りそうになりました。
浴槽が小さいため人ひとり入るだけでかなりのお湯が溢れ出ます、もったいない(決して私が太っているわけではないと信じています)。
体感39度くらいかな?う〜ん、鮮度抜群のお湯だ……
pH8.6のアルカリ性のお湯でお湯はややトロトロしています。新湯を顔にかけてみるとほんのりたまご臭がします。
貸し切り時間は90分と長めなのでのんびり浸かって心も身体もとろけたのでした。
大浴場
※大浴場は撮影禁止ですが、宿の方に撮影許可をいただいて撮影しております。
大浴場の前には恵比寿様と大黒様が!なんとも縁起が良さそうです。
立ち寄り湯の方も受け入れているとのことで脱衣所はかなり広め。確かに日中の時間は地元の方と思わしき人がたくさん入浴されていました。家族風呂にあった化粧水の類はこちらにはなし。
壁には温泉の効能書きや、延命館が掲載された新聞が貼られています。
浴室はかなり広めで、外には露天風呂もあります。
シャワーも6つありこちらも家族風呂と同じくシャンプーとボディーソープのみが用意されていました。
かなり広めの浴槽。湯口からはザーザーと新湯が投入されておりその分勿体無いくらいお湯が掛け捨てにされています。
露天は内湯と比べるとやや小さめで、湯口には可愛らしいお地蔵様が。
お湯に浸かってすぐに細かな泡に包み込まれます。こちらのお湯も鮮度抜群ですね…!
入浴後はお部屋に戻り夕暮れの筑後川を眺めながら冷蔵庫のお水をいただきました。なんて贅沢なんだ……。
【延命館の食事】夕食は和と洋のアンサンブル。小さいこだわりが散りばめられており女性受けしそう
夕食
食事は1階の大浴場奥にある「Dining円」にていただきます。
和風の大広間だったところに洋風なテーブルと椅子を配置した感じで明治くらいの和洋折衷みがあります。
ちなみに事前予約&追加料金で個室で食事をいただくこともできるようです。実際に私が宿泊した日は小さなお子さんがいる家族旅行の方が個室で食事をいただいていた模様。
テーブルには予めワイングラスに入れられたお水が。
こちらはドリンクのメニュー。実は撮りきれなかったのですがワインリストが10ページ以上ありました!その他にもカクテルのページも数ページあり、お酒好きな方には嬉しいラインナップだと思います。
こちらは本日の食事のメニュー。延命館さんでは和食と洋食のアンサンブルのお食事を提供されています。
まずは食前酒をいただきます。りんごのリキュールだったと思いますが甘くて食欲を刺激するのにぴったりです。
オードブルの桜エビの三食寄せ。ふわっと香る桜えびの香りが良いです。テリーヌみたいな感じかな?パセリとの相性も良いですね。
私はいつも通り生ビールをいただきます!一人で乾杯🍻
ちょうど良いタイミングで持ってきていただいたお刺身。サーモン、ミル貝、イカ、ホタテです。
続いては野菜チップスの彩りサラダ。オクラのチップスが特に美味しい!パリパリした食感と生野菜が合います。お隣で祖母世代のマダムお二人がお食事をされていたのですがソースが美味しいと絶賛されていました。
豆乳のクラムチャウダー。豆乳なのでさっぱりめですが、具材の旨味がにじみ出ていてあっという間に完食。
甘鯛のパン粉焼きは皮までパリッ焼かれていて美味しいです。バジルソースをつけると香りが豊かになります。
蓮根5色あられ揚げと野菜の天ぷら。アラレの中身は甘めのお芋かな?アラレの食感もサクサクで美味しいです。
天ぷらも揚げたてサクサクで美味しい!ナスがとろっとしていてかなり好みでした。
メインディッシュの牛ロースのステーキ。にんにくのソースが醬油ベースで美味しいです。お肉も柔らかくて程よく脂のっており◎
締めはやっぱりご飯とお味噌汁。お味噌汁は赤出汁だったのですが、なんで赤出汁ってあんなに美味しいんでしょう?
食後のデザートはティラミスとブラウニーとパイナップル。本当はこれにコーヒーがつくのですが私は夜にコーヒーを飲むと寝られなくなるためコーヒーは結構です…と言ったところご配慮でほうじ茶に変えてくださいました。
オーソドックスからひと手間ふた手間かけたお料理が多く、女性人気があるのも納得のお食事でした。何よりお隣のマダムたちが大絶賛しながら召し上がっていました。
私は旅館では基本的には和食でビールや日本酒を合わせるのが好きなタイプなのですが、しっかり手の込んだ洋食をいただいて、それはそれでとても美味しいよなあとしみじみと感じたのでした。
朝食
朝食は夕食と同じ会場の同じ席でいただきます。
朝食は和食!朝からボリューム満点です。
昨日のサラダもでしたが延命館さんのサラダは彩りが鮮やかで目にも美しいです。そして美味しい。
大好物の春雨サラダがあって嬉しい!
やっぱり明太子は福岡的にはマストなのかな??
焼き魚に朝からお蕎麦もあります!
海苔は宿のロゴ入りでした。
目玉焼きとベーコンもいい塩梅に焼けました。
デザートはヨーグルト。コーヒーも出していただいて満腹な朝食でした。
【延命館の宿泊代金(一人泊)】二食付き一人泊18700円でした
一泊二食付きで18700円(+入湯税)
一人泊で二食付きのプランを予約して18700円でした。そこからじゃらんの1000円オフクーポンを利用したので実際にお支払いしたのは17700円でした。
いつもの私が泊まる宿の料金レンジからするとちょっと良いお宿ですが、それも納得の快適性やサービスでした。
【お気に入り度】★★★☆☆ ぬる湯が最高でとにかくとろけそう…!春の筑後川を臨むお部屋は最高でした
久しぶりに泊まったちょっとお高い宿は流石のクオリティでした。第一にお部屋が筑後川に面しているのが良いですね。お風呂に入った後、食事の後、広縁に置かれている椅子にかけながら筑後川を眺めてのんびり過ごさせていただきました。
福岡の市街地からたった1時間半のところにこんな素晴らしいぬる湯があったことも驚きです。湯量も多く、常にフレッシュな温泉が投入されています。家族風呂は更に浴槽が小さいので本当にお湯の鮮度が抜群でした!欲を言えば宿泊者は家族風呂は1回だけでなく自由に使わせていただけると更にありがたいな、と。
お食事も美味しかったのですが私個人的には和洋折衷よりかはどちらかにしっかり特化している方が好きかなと思いました。あとボリュームは男性には少し少ないかもしれません。とはいえお隣の席にいたご夫人方は絶賛だったので世間一般的の女性には受けが良いお食事なんだと思います(酒飲みですみません)。
春の麗かな日に心ゆくまでのんびりできる滞在になりました。
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