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【妙見温泉 田島本館】神経痛湯・胃腸湯・きず湯 三種の源泉を楽しめる至高の湯治宿に一人泊 看板猫も!

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鹿児島県妙見温泉 田島本館

鹿児島空港からなんとバスで25分と、実はかなりアクセスの良い妙見温泉。

いつもは近さから長野や福島、群馬あたりの温泉を選びがちなんですが、空港から簡単にアクセスできるのであれば遠方であってもトータルでかかる時間は変わりません。実際に今回の妙見温泉への行程は乗り換えのロスタイムが少なかったこともあり東京からでも片道4時間以内で済みました。

妙見温泉は一泊5万円くらいする高級旅館と湯治宿が混在しているちょっとユニークな温泉地です。

そんな中でも田島本館さんはよくTwitterやInstagramでも温泉好きの間では話題になる人気の宿。

今回が初訪問でしたが「これは絶対再訪するな」と確信しましたのでレポートしていきたいと思います。

田島本館 memo
  • 一泊二食付きで8800円+入湯税150円(一人泊)
  • 良質の温泉がこれでもかと言うくらいドバドバ掛け流し
  • どこをとっても癒し度MAXの「至高の湯治宿」
目次

鹿児島県 妙見温泉 田島本館さんに女一人泊

【公共交通機関アクセス】★★★★☆ 妙見温泉は鹿児島空港からバスで25分でアクセスできる、意外とアクセスの良い温泉

今回は旅の始まりは羽田空港から。

ちょっと早起きして立ち寄りたいのは、第1ターミナルの5階にある滑走路の見えるスターバックスです。

意外とまだ知らない人の多い、穴場的なスタバでいつ来ても空いています。

スターバックスラテとスコーンの朝食☀️

さて、その後は飛行機に約1時間半乗りあっという間に鹿児島空港に到着。

空港から妙見温泉までのバスは「9番」から。向かいにある券売機で事前にチケットを購入します(妙見温泉までは400円)。

鹿児島空港から妙見温泉までのバスの本数は多くはありませんが、飛行機の到着時間にある程度合わせてあるので比較的利便性は高いです。

掲示されていた時刻表を見て気づいたのですが、妙見温泉に行く道中にもたくさん温泉があるのね……できれば次回は車かバイクをレンタルして気ままに立ち寄り湯してみたい。それまでに車乗れるようにならないとな…

そしてやってきたバスは地方あるあるのマイクロバス。地域の方の足を兼ねているやつですね。

運転手さんに行き先を確認されてから乗り込みます。

バスに揺られること25分で到着したのが妙見温泉。バスで25分ってことはきっと車なら15分くらいで到着できると思います。

鹿児島空港からこんな近いところに温泉があったとは…

バス停は国道223号線沿いにありますが、本日のお宿「田島本館」はそこから橋を渡ったところにあります。

Googleマップの指示に従い橋を渡ります。

道なりに歩くと宿の看板発見。「神経痛湯」「きず湯」「胃腸湯」「うたせ湯」と書かれています。

宿の敷地に入ってすぐのところには味のある木造の建物が。きっとこれがお風呂ですね。

なかなかにキャッチーな絵です。(あとから分かったのですが右のおじさんは社長さんらしいです)

田島本館の建物は道の駅風というか昔の学校風というか、どこか懐かしさを感じさせます。

どうやら食堂としての営業もしているようで、外の木の机で食事をしている方が何人かいました。

田島本館ありがたい点は、チェックインが13時とかなり早めなところ。

チェックアウトも11時と遅めで最大で22時間ステイが可能です。

チェックインは多くの宿は15時、チェックアウトは10時ですからいかに田島本館が「湯治宿」としてののんびりできる環境を提供してくれているかがわかります。

【看板にゃんこに遭遇】田島本館は猫のいる宿!超人懐こっくて可愛い

外観を眺めながらウロウロしていたらにゃんこに遭遇。

スリスリしてきます。可愛い。

実は私は動物が苦手なタイプの人間で、動物にもそれを悟られるせいか全然近寄ってきてもらえないんですが

田島本館さんのにゃんこは初対面の人にも物怖じしないのかスリスリしてきます……こんな懐っこい猫ちゃんなら怖くないよ!

田島本館さんには2匹の三毛猫がいて、公式Instagramを見るとこの子は「すずめちゃん」のようです。

ちなみにもう一匹の猫の「つばめちゃん」にも滞在中に会うことができましたよ。

私は実は動物が苦手なタイプで、動物にもそれを悟られて全然なついてもらえないのですが……さすが看板猫、二匹ともとってもお利口で人懐こっくてかわいかったです。

【部屋】★★★★☆ 川沿いのお部屋は景色が抜群!!冬はこたつも嬉しい

猫ちゃんとしばし戯れた後、受付でチェックインをしてもらい部屋に案内していただきました。

廊下はちょっと学校風ですね。宿の方が「建物が古いんですよ」とおっしゃっていましたが、綺麗にお掃除されているので古さはそこまで気にならなかったです。

お部屋は天降川に面していて景色がいい!!湯治宿って景観はイマイチなことが多いのでこれは超GOODポイントです。

窓を開けると……川の流れをダイレクトに感じることができます。周りに建物も少なくただ川の音だけが聞こえる空間、贅沢。

そして嬉しかったのがこたつ!一人暮らしにも関わらず家にこたつがあるくらいこたつが好きな人間なので、旅先でこたつに出会えると軽率に喜びます。

鹿児島の冬は案外冷えるのをご存知でしょうか?

鹿児島の12月の平均最低気温は5度、平均最高気温は12度です。東京とほぼ変わらないんですよね。

夜になって冷えてきたらこたつ入ってのんびりしよう♡

シャンプーは個包装のタイプが部屋に置かれており、お風呂場には備え付けはありませんでした。

ちなみにお部屋にはトイレと洗面所はなく、共同です。

部屋を出てすぐのところが水道スペースになっていて、そこに電子レンジや湯沸かしポットも置かれています。

湯治で長期間滞在される方もいるでしょうから、簡単な調理ができるようにガスコンロもありました。

この廊下に水道がある感じが学校っぽいのかなあ……

トイレは女性専用もあり、リノベーションされていてとても綺麗でしたよ。

《布団チェック》湯治宿らしく布団は自分で敷くタイプ

お布団は自分で敷くタイプです。押し入れに入ってはいるものの、簡単に出すことができます。

寝心地も◎でした。

《Wi-Fiチェック》Wi-Fiはさっくさく

Wi-Fiはサックサク。動画視聴・PC作業問題なしです。

【温泉】★★★★★ これは間違いなく名湯。効能の違う3種のお風呂。宿泊者限定の「きず湯」は泡付きがすごい!

まずは宿泊者限定の「きず湯・胃腸湯」へ

田島本館のお風呂は宿泊者専用の「きず湯・胃腸湯」と日帰りでも利用できる「神経痛湯」の二箇所があります。

13時ぴったりにチェックインしたので、まずは宿泊者専用の「きず湯・胃腸湯」へ。靴を脱いで入ります。

宿の方から「きず湯は本当に泡がすごいんです。入ったらすぐにアワアワになりますよ」と言われていたので期待が高まります。

靴を脱いでドアを開けるとすぐに脱衣所があります。簡素な脱衣所でいかにも湯治場といった感じ。

狭いので2人もいれば着替えるのは大変かもしれません。しかし幸いなことに私の滞在中は終始 ”独泉” 状態でした。

一応ドライヤーも置かれていますが、こちらのお風呂は洗い場もシャワーもないので髪を洗うのはあまり現実的ではないかも。

もう一つの「神経痛湯」の方にはシャワーがあったので髪を洗うならそちらがオススメです。

では、いざ参らん。

ほんのりと笹濁りのお湯がドバドバと溢れる浴槽。

お風呂は手前から「きず湯」そして「胃腸湯」。奥に打たせ湯もあります。きず湯と胃腸湯は二人入ればいっぱいになってしまいそうな大きさですね。

温泉成分で床の色がここまで茶色に変色しているのを見るのは初めて!

打たせ湯は川に面していて、すだれがあるものの外の景色が見られます。

写真右の浴槽が熱めの「きず湯」で左がぬるめの「胃腸湯」です。それぞれ源泉が異なるため、異なる給湯管から源泉が惜しげもなく注がれています。 それはもうドバドバと!爽快なくらい温泉がかけ流されています。

シャワーはないものの桶があったので持ち込みの石鹸で身体を洗ってしっかりかけ湯をしていざ入浴。

まずは宿の方のオススメのきず湯から!

おお…!結構熱い!多分44~45度くらいはあるんじゃないでしょうか??

熱いお湯に慣れていない人は中々入れないかもしれない温度です。

けれどもこれはいいお湯…!宿の方が仰っていたように、あっという間に泡まみれです。

私は脱毛しているので泡がつきにくいのですが、ほんの一瞬入っていただけでこの泡つき…フレッシュな温泉の証拠ですね。

よく見ると浴槽の中はどこもかしこも細かい泡がぷくぷくしています。泡の多い温泉って基本的にはぬるめのお湯のことが多いけど、この熱さでこんなに泡がつくなんて珍しい!

温泉からはふんわりと鉄の香りが。伊香保の黄金の湯をさらに濃くした感じの香り&色ですね。

「ああ、温泉入ってるなー!」と実感できるような熱さと泡で大満足。

しかし熱いのでそこまでじっくり入ってはいられません。

ですので隣の「胃腸湯」に移動しましょう。

胃腸湯はきず湯と比べるとかなり入りやすい温度。多分40度くらいじゃないでしょうか?

きず湯が熱かったのでかなり温く感じます。

きず湯と同じ色、同じ香りなのに胃腸湯の方は泡はほとんどつきません。代わりにじんわりと体の芯からあったまっていく感じがします。

隣同士の浴槽なのにこんなにも泉質が違うとは。田島本館侮りがたし。

ぬる湯というには熱めではあるものの、比較的ぬるいのでのんびり浸かっていられます。

ちょっと涼むためにお風呂から出て外気に体を当てると、体がポッカポカしているのが感じられます。きず湯のような即効性のある感動はないものの、長く入ることでじんわりと体感できる胃腸湯の効能……素晴らしい。

浴槽も2つ並んでいるので、寒くなったらきず湯へ、熱くなったら胃腸湯へと交互浴できるのも醍醐味。

こちらのお風呂は宿泊者限定で日帰りの方は使えないので、私の滞在中はどなたも来なかったので終始独泉できました。

温泉好きの方は日帰り入浴巡りをされる方もいると思いますが、ぜひこの2つのお風呂は宿泊してじっくり入っていただきたいです。

続いては日帰り入浴も可能な「神経痛湯」へ

そして続いては日帰り入浴の方も利用できる「神経痛湯」へ。

チェックイン前に見た小屋が神経痛湯のある建物です。

ちなみに掲示されていた温泉の効能はこんな感じ。13時半くらいだったからか誰もいませんでした。

先程のきず湯・胃腸湯と比べるとかなり広い脱衣所。後から聞いたのですが、こちらのお風呂は夕方近くになるとご近所の方でかなり混み合うそうです。

ドライヤーもありました。風量もOK。(毛量多い族な私、髪を乾かすのは一仕事なのです)

では、いざ参らん。

昔ながらの”湯治場”といった感じのお風呂。そしてすごい湯量!ザバザバと贅沢にもかけ流されています。

先ほどと比べるとかなり大きめな浴槽で8〜10人くらいは入れそう。

そしてこちらのお風呂にはシャワーがあるので、やはり髪を洗うのはこちらが現実的だと思います。

もはや神秘的でさえある湯口。絶えることなく惜しげもなくかけ流される温泉を見ていると自然の凄絶さを感じざるをえません。

お湯の色は笹にごってはいるものの、きず湯・胃腸湯に比べるとだいぶ色は薄く、透明度も高いと思います。

つま先からそろそろと入ると”やや熱め”の温泉の熱がじんわりと伝わってきます。

3つのお風呂を比べた時、熱さ順に並べると 胃腸湯<神経痛湯<きず湯 になるかと思います。

肩まで浸かるとふんわりと鉄の香りが。きず湯・胃腸湯に比べると湯質も香りもかなり優しい感じがします。

そしてなんといってもこの開放感がすごい!天井まで全て木で作られているので雰囲気も抜群です。

お湯はきず湯・胃腸湯と比べると透明度が高いですね。う〜〜〜ん、田島本館のお風呂はどこもかなり好みかも。

温泉のある木造の建物自体もかなり古くて、所々隙間が空いていて外気が入ってきたりするんですが、これがまた長湯するのには熱った体を冷ますのに丁度いい。

しかも神経痛湯の隣には天然水の水風呂があるんですね。

こちらの天然水は飲用もできます。手ですくって飲んでみると冷たくて美味しい。お風呂であったまってから飲むと格別です。

おそらくは水風呂に直接入ってもいいんだろうけど、かなり水温は低め。多分10度ちょっとじゃないかなあ……

高温のサウナから出てきたばかりならいざ知らず、温泉の後に入るのはちょっときついかも。

ずっと独泉状態だったのでかなり長風呂してしまいました。(しかもこの後も何度も入ったw)

脱衣所で服を着ていると近所の方と思われる方にお会いしたんですが、どうやら15時くらいからは日帰り入浴の方でかなり混むそう。宿泊するのであれば混雑する時間はきず湯・胃腸湯に行くか、その時間は神経痛湯を避けた方がいいかもしれませんね。

設備の古さは否めないものの、個人的にはかなり好みのお風呂でした!

【食事】★★★☆☆ 体に優しい食材を温かな食堂で。量も適量で◎

夕食

食事は朝夕ともに入り口付近にある食堂でいただきます。

夕食は18時からの一択でした。

先ほどチェックインの際に「雰囲気いいな」と思った食堂。

猫ちゃんもいました(いい子に大人しくしてます!でも猫ちゃんたちは食堂も館内も自由に動き回るので、猫が苦手な方やアレルギーの方はもしかしたらしんどいかも……)。

食事はお盆で一気出し。とは言ってもお客さんが来たタイミングでよそってくれるのでちゃんと熱々です。

鯉の洗い。酢味噌でいただきます。見えづらいのですがお皿の右下あたりにあるのはフグの皮をゆびいて細く切ったもの。プリプリで美味しい。

こちらは塩おでん。塩おでんって初めてですが、どれも優しいお味でもしかしたら普通のおでんより好きかもしれない。

写真ブレてしまいまいしたが小鉢たち。一枚目の左下は鮭の白子です。

ちゃんと一個一個が美味しくてしかも量も適量なのがいいですね。

茶碗蒸し。茶碗蒸しって旅館で出てくると嬉しいメニューの一つ。こちらも出汁の効いた優しいお味でおいしかったです。

熱々のグラタン!チーズがとろとろで美味しい!そしてこれも量が多すぎないのがいい。

デザートの柿まで美味しくいただきました。

どれも優しい味付けで湯治にピッタリな料理ばかり。何日食べても飽きない感じなので、長期で湯治するにもいいんだろうなあと思いました。

朝食

朝食は朝8時からとちょっと遅め。朝食も夕食と同じ食堂でいただきます。

ザ・旅館の朝食といった感じでヘルシーな感じですね!

生卵、サラダ。生卵は卵かけご飯にしていただきました。

こちらも旅館の定番、シャケとソーセージ。シャケが皮までパリッと焼かれていて美味しかったです。

そして朝からお野菜もたっぷりでヘルシー……体を労ってる感じがしていいですね。湯治だなあ。

そして味噌汁とご飯も美味しくいただきました。

田島本館さんは11時まで滞在できるのですが、飛行機の時間もあり今回は残念ながら9時くらいにはチェックアウト。

温泉はもちろんのこと、お部屋、お食事、そして猫ちゃんと癒し力が強すぎる宿でした。

次回滞在するならレンタカーを借りて2〜3泊してのんびり温泉に浸かりつつ、近場の日帰り温泉巡りもしたいなあと思いました。

鹿児島って位置的には東京からはかなり遠いですが、妙見温泉は鹿児島空港からのアクセスがとても良いのでこれは”近い温泉”なんじゃないかなあと思います。

九州の温泉もどんどん発掘していきたいです!

【一人旅オススメ度】★★★★☆ 癒し度MAXの宿。空港からのアクセスも◎これはリピ確定

【総合点】

とにかく”癒し度”が高すぎるお宿でした。気軽な湯治宿なので一人でも気軽に泊まれます。

SNSの投稿を見てからずっと憧れていたドバドバ源泉かけ流しは本当に素晴らしすぎました……!きず湯、胃腸湯、神経痛湯どれも素晴らしいのですが、泉質でいえば入ってすぐに細かい泡に包まれるきず湯は別格だなあと思いました。お風呂場の雰囲気も古き良き感じで大変素晴らしいです。鄙びた雰囲気が大好きです。ただ脱衣所が簡易的だったりシャワーが無かったりはしますので、そのあたりに理解がないといけないとは思います。(湯治宿としては当たり前のことなんですが……)

二匹の猫ちゃん、ツバメちゃんスズメちゃんも人懐こくて可愛い。スリスリしてきてくれます。

料金も一人泊でも二食ついて8800円(税込)とお安いですし、思い立った時に気軽に泊まりたい宿です。

アクセスのしやすさ 

鹿児島空港からはバスで25分、車なら15分くらいでアクセス可能です。鹿児島空港からのバスは数は少ないものの、飛行機の到着時間に合わせていたりするので東京からでも案外早く行ける温泉だと思います。

料金 

湯治宿としては基本的な料金設定だが、部屋からの眺望などを考えると総合的にコストパフォーマンスはかなり高いと思います。

温泉 

とにかく素晴らしすぎる3つのお風呂。特にきず湯は別格。驚くほどのドバドバ掛け流しを一度体験してみて欲しいです。

食事 

野菜多めの優しいお食事。量も適量で「ああ、温泉も入ってヘルシーな食事も食べて体にいいことしてるな」と思わせてくれます。

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