【宮城県鳴子温泉郷 川渡温泉 高東旅館】プチ湯治にぴったりな宿に女一人泊

📍東五郎の湯　高東旅館

宮城県は鳴子温泉郷にある東五郎の湯 高東旅館に女一人泊してきました。

高東旅館さんは湯治宿ですが、２食付きのプランもあり週末プチ湯治や初めての湯治にピッタリの宿です。

とても清潔な館内とそれでいて湯治宿特有のゆったりとした雰囲気が最高でしたのでご紹介します。

川渡温泉 高東旅館に女一人でプチ湯治してきた

川渡温泉 高東旅館のアクセス

高東旅館の最寄りの駅はJR陸羽東線(りくうとうせん)の川渡温泉駅です。

仙台からアクセスする場合はまずはJRの古川駅に行き、そこから陸羽東線に乗り換えて約40分で川渡温泉駅に到着。

そこから徒歩で20分の距離に川渡温泉の宿がずらっと並ぶエリアがあります。

徒歩20分は少し遠いかなと思ったのですが、田舎らしい景色がとても素敵で歩くのが苦になりませんでした。

しかも、季節に恵まれて菜の花畑も見ることができました🌸

坂もなく、景色も良いのでお散歩しながらのんびり行くのもGOOD✨

仙台から川渡温泉までは直通のバスも出ているのですが、本数が少ないので注意が必要です。

菜の花畑を通り過ぎ、旅館が立ち並ぶエリアを越えると本日の宿「高東旅館」が見えてきました。

見た目は大きめの民家のようです。

ドアを開けると想像以上に豪華な玄関が！「帳場」と書かれた方に進むと明るい女将さんが出迎えてくださいました。

📍東五郎の湯　高東旅館

川渡温泉 高東旅館のお部屋

今回宿泊したのは「別館」の１階のお部屋です。

とても日当たりが良くて気持ちのいい和室！どうやら別館は全て南向きだそうですよ。

景色も◎のどかな中庭が見られます。

（逆にいえば外からもよく見えるのかもだけどそこはあまり考えないでいきましょう！！笑）

トイレは共用ですが、お部屋には洗面台があります。私は知ってる、部屋に洗面台があるだけでグッとQOLが上がるのを……

ちなみにトイレは男女共用のトイレが２箇所でした。個人的には２箇所あるなら男女１つずつにしてほしいかも。

湯治宿ということもあり、食器類も揃えてあります。湯治宿ということもあり素泊まりが人気な宿だそうですが、スケジュール上１泊しかできない私には食器を使うタイミングはなく……

こちらは共用部分の台所です。写真だと見えませんが電子レンジなんかももちろんあります。

これまた大きい冷蔵庫。そしてテレビは壁についているタイプ。

連泊して自炊するならこのくらいの大きさの冷蔵庫があったら便利ですよね〜

お茶セットはこんな感じ。ポットにお湯は入っていないので先述の台所で自分で沸かしてきて入れましょう。

湯治宿のなのでお布団はもちろん自分で敷きます。このお布団の上に浴衣が置かれていました。

湯治宿なので（湯治宿って何回言った？）タオルや歯ブラシなんかは持参の必要ありです。

↓宿にないものはこんな感じ

これらは自分で持参してくださいね〜！

ちなみにお風呂の近くには洗濯機があり、自由に洗濯することができますよ。

《Wi-Fiチェック》Wi-Fiパスワードは共用部分にありました

Wi-Fiの案内は特になかったのですが、お風呂の近くの共有スペースにパスワードが書かれていました。

動画視聴、ブログ執筆どちらも問題のない速度でしたよ🌟

《布団チェック》割と薄めで硬めの布団だが、爆睡

お布団は先述の通り自分で敷くタイプです。

割と薄めで硬めの昔のお布団でしたが、実は私は布団は硬めが好きなので爆睡かましました笑

川渡温泉 高東旅館の温泉

高東旅館さんには男女それぞれの内湯と寝湯、そして貸し切りのお風呂が一つあります。

お部屋が17部屋あるのでお風呂混むかな？と思ったのですが、平日だったこともあり終始独泉状態でした👍

貸し切り風呂

まずは貸し切り風呂へ。

脱衣所にはカゴと長椅子が置かれているだけでかなり簡素な感じ。

建物自体はかなり古いですが、とても綺麗に保たれていて清潔です✨

先述した通り高東旅館さんは湯治宿でアメニティなどはほぼないに等しいのでドライヤーも置かれていませんよ。

なんだろう、とってものどかな感じのお風呂……💕

写真には写っていないのですがお風呂場の上の方に窓があり、春の日差しをたっぷりと取り込んでいます。

春の穏やかな日差しと、緑茶色のお湯の絶妙なマッチングがなんとも言えません。

シャワーはありますがシャンプーなどはなし。持参しましょう。

女将さん曰く、貸し切り風呂はかなり熱いかもとのことだったのでしっかりとかけ湯をしてから入ります。

やや熱めのサラッとしたお湯。熱いといっても”やや熱”くらいなので問題なく肩まで浸かれます。

浴槽が小さいのでお湯のフレッシュさが半端ないです。

それになんといってもこの美しい緑茶色！！エメラルドグリーンとまでは言えませんが鮮やかな緑にほんのり茶色を垂らしたような色でこれがまた窓からの太陽の光に合うんです……

最初はタイルの色かな？と思ったのですがお湯の色でした。

貸し切り風呂なので人目を気にせずのんびり入れるのもいいところですよね〜。

ちなみに夜にも貸し切り風呂に入ったのですが、これまたいい雰囲気でした。

Instagramのフォロワーさんに教えていただいたのですが、夏は蛍もみられるそうですよ。

内湯・寝湯

続いては男女別の内湯へ。

こちらも共同浴場を思わせるような簡素な脱衣所。これでいいんだよ。というかこれでいいんだよ。

貸し切り湯をふたまわりくらい大きくした感じの浴槽。個人的には大浴場のお風呂はこのくらいの大きさがベスト。

お湯の入れ替え的に大きいお風呂だとちょっと…と最近思うようになりました。

（でも大きくて広いお風呂は解放感とか特別感があって好きです！難しいね！）

こちらもこんこんと温泉が注がれています。

お湯は透明度の低い緑茶色。お湯は貸し切り風呂と変わらないはずだから時間帯とかお風呂の大きさとかによるのかな？

女湯には奥の方に寝湯もありました。こちらは温度がややぬるめになっていて文字通り寝ながら入ることが可能です。

📍東五郎の湯　高東旅館

川渡温泉 高東旅館の食事

夕食

高東旅館さんは湯治宿ですが、二食のお弁当付きのつきのプランも出しています。

ちなみにご飯とお味噌汁だけのプランもあるみたいです。

ご飯付きのプランを選んだ場合、夕食は午後６時にお部屋まで持ってきていただけます。

食べ終わったあとはお盆ごと廊下に出しておけばOK。

宿の田んぼからとれた「ひとめぼれ」。高東旅館さんのお米はおいしいと有名ですが本当に美味しかったです。

お豆腐のお味噌汁は優しいお味。

お刺身も美味しかったです。山の宿なのに３種もお刺身があるのはすごい。

焼き魚は冷めていましたが塩が効いていて美味しかったです。たくあんも田舎の味でホッとします。

そしてこの角煮がトロトロで味が染みていて美味しかった〜〜！！

くさみも一切なく、味付けも絶妙で美味でした💓

湯治宿ということであまり食事を頼む人は少ないようでしたが高東旅館さんはお食事もしっかり美味しかったですよ。

朝食

朝食はじゃらんのHPにもある通り7時40分から。こちらもお部屋まで持ってきてくださいます。

田舎の和の朝食って感じで良き！

ご飯が夕食に引き続き大盛りなのもいいです。そしておいしい。

鮭はややしょっぱめ。そういえばうちの両親はよく「昔のシャケはもっとしょっぱい味付けだった」と言うのですがそんな感じのするしょっぱさ。

これならご飯が大盛りなのも納得です！

春の山を感じるゼンマイはややヌメっとしていておいしい。

こちらも大盛りのきんぴらごぼう！ごぼうもにんじんもとても細く切られていて舌触りが良いです。

湯治宿の朝食としては百点満点な内容でした💓

川渡温泉 高東旅館の宿泊代金

今回は平日に一人で宿泊して7033円でした。ここからじゃらんのクーポンの割引があり6033円をお支払いしました。

入湯税は料金に含まれています。

湯治宿なのでお部屋はシンプルですしアメニティなどもありませんが、このお値段なら納得だと思います。

📍東五郎の湯　高東旅館

【一人旅オススメ度】★★★☆☆　”湯治”というふた文字に惹かれる人にはぜひ訪れてみてほしい宿。

鳴子は初でしたが、なぜ高東旅館さんがこんなにも人気があって愛されているのかよくわかりました。のんびりした雰囲気と素晴らしい温泉、そして清潔な館内。これはのんびりせざるを得ない！！笑

ただ”湯治宿”ですのでアメニティなどないものもたくさんありますし、かべがやや薄かったり建物が古かったりといった難点もあります。ですので豪華な温泉旅を期待する方には向かない宿だと思いますが、のんびり温泉を満喫したい方にはこれ以上の宿はないかと思います。

本来なら連泊して気合を入れてのんびりしたいところでしたが、生憎の会社員のスケジュール的に一泊しかすることができなくて残念。ですが一泊でもかなり堪能できました。仙台駅からは公共交通機関のみでのアクセスも可能なので車の運転が苦手な方にもオススメです。しかし、最寄りの川渡温泉駅からは徒歩25分程度かかりますので冬季は徒歩は厳しいかと思います。

📍東五郎の湯　高東旅館