こんにちは、セキザキノア(@noah_sekiyama)です
ごく普通のOLの休日温泉一人旅を発信しています。
鹿児島県は紫尾にある「旅籠しび荘」さんに宿泊してきました。
- 「神の湯」とも呼ばれるとろっとろのアルカリ泉が掛け流し
- 二食付きで一人泊9680円〜
- 1万円以下とは思えないめちゃ美味なお食事
とにかく、とろっとろの掛け流し温泉が最高でしかもお食事も美味しい宿でした!
しび荘さんは「純温泉協会」に加盟してる宿でもありますので、泉質が本当にピカイチでした!
今回はそんな「旅籠しび荘」さんをご紹介します
紫尾温泉 旅籠しび荘に女一人泊してきた
紫尾温泉 旅籠しび荘のアクセス
- 〒895-2103 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2168
- 鹿児島空港から車で約50分
- 公共交通機関でのアクセスは難しい
紫尾温泉は鹿児島空港から一般道で50分ほどに位置する比較的アクセスの良い温泉地です。
残念ながらバスや電車などの公共交通機関でのアクセスはありません。
一応最寄駅は出水駅だそうなのですが、そこからタクシーで35分なので現実的とは言えないかも…
ですので今回もじゃらんでレンタカーを借りて一人旅です。
鹿児島空港→紫尾温泉は難しい道や狭い道もなくて比較的簡単でした
何より一般道だけで行けるのもありがたい。
ちょっと分かりにくいのですが、この奥のスペースに駐車場があります。
駐車場としては広いのですが、如何せんこの通路がちょっと狭いです。
最近は民宿ばっかり泊まっていた身としては、いかにも旅館然とした造りの玄関にテンションが上がります(笑)。
すぐに旦那さんが出迎えてくださいました。
写真に撮ったらなんだか雑多に映るんですが、実際は整然としたフロントです(笑)。
紫尾温泉 旅籠しび荘のお部屋
シングルルームがある棟はフロントからだとお風呂を越えた先にあるというちょっと変わった造りです。
なんだか、廊下からはトイレの芳香剤みたいな香りがしました…なぜ。
- 和室+シングルベッドのお部屋
- トイレ・洗面台は共用
今回利用したのはシングルルームの30号のお部屋。
和室+シングルベッドという珍しいお部屋です。
窓を開けるとそこには川が!「夜星川」と書いて「やぼしがわ」と読むそうですよ!
すごく素敵な名前の川……
泊まったのは5月でしたが、夜になると少しづつ蛍も飛び始めたそうです。
テレビは小さめですが向かいにくつろげる椅子があるのでゆっくり見られそう。
お茶セットにはなんとペットボトルのお水まで!!
お菓子は黒棒みたいなお菓子で美味しかったです。
テレビの下には冷蔵庫もありますよ〜
紫尾温泉にはコンビニなんかはないので、飲み物や食べ物を持ってきたい人は途中で買ってくるのが吉です。
きっとここは元は押し入れだったスペース。
今はデスクと衣紋掛け、そしてタオルなどを置くスペースに変身しています。
学校の机ちっくなデスク。私は旅先でブログを書くのでデスクがあるのは超ありがたいです!
しかも鏡とティッシュもあるので朝の支度も助かります(女子目線)。
バスタオルはかなりしっかりした生地でホテルのタオルみたいです。フェイスタオルの刺繍も高級感ありますね〜。
浴衣、可愛い!!
最近は宿に泊まっても部屋では持参のパジャマで、ご飯の時は私服で過ごしていたのですが、かわいい浴衣にテンション上がって珍しく浴衣着ちゃいました♡
あとは歯ブラシと足袋くつ下があります。一泊一万円以下の宿で靴下まであるのは初めて見ました。
ちなみに共有のトイレと洗面台はシングルルーム棟の廊下にあります。
ですが、このトイレは男女共用なので宿の方からはお風呂の前にある男女別のトイレ(リフォーム済み)をすすめられました。
《布団チェック》
先述の通りシングルルームの寝具はベッドです。
しっかりした厚みのあるマットレスでよく寝られました!
《Wi-Fiチェック》
Wi-Fiは各部屋にあります。速度は問題なし!サクサクです。
ただ、お部屋ごとのWi-Fiなので共用部分ではWi-Fiは入らなくなります。
紫尾温泉 旅籠しび荘の温泉
しび荘さんのお風呂は内湯と貸し切りで入れる露天風呂の2つがあります。
- 加温・消毒・循環・加水一切なし!
- 温度の異なる2つの自噴泉
- 貸し切りで入れる景色の良い露天風呂
- ph9.4のアルカリ性単純硫黄泉は極上のトロトロ湯
- 夜間の入浴はできない
入浴時間が短いのはちょっと残念……
でも本当に「これぞ名湯!」と言えるような素晴らしいお風呂でしたのでご紹介します。
テルマエ風な内湯には2つの源泉が引かれている
入浴時間 夜は22時まで。朝は6~9時まで
しっかり広めの脱衣所。
しび荘さんにはお部屋は7部屋しかないので、これだけ広かったらそんなに混雑することはなさそうですね。
鍵付きのロッカーは立ち寄り湯の人向けでしょうか。
こざっぱりした洗面台。そしてドライヤーは……
実家と同じドライヤーでしたwwwww
私が大学に入る時に買って、その後実家にあげたやつと同じドライヤーです(笑)。
風力は、微妙です(笑)
いざ、お風呂へ……!
内湯には温度の異なる2つの源泉を引いた浴槽がそれぞれあります。
シャワーは4つ。シャンプー、コンディショナー、ボディソープが備え付けられています。
しっかり体を洗ってかけ湯をして温泉へ……ワクワク
テルマエ!?ライオンが素敵な浴槽
こちらは源泉温度51度の熱めの温泉を引いた浴槽です。
思わず、う、美しい……!と叫びたくなるローマ風(?)浴槽。これは風呂というよりテルマエ。
凛々しいライオンの口から勢いよく熱めの温泉が注がれています。
足先でお湯に触れてみると、確かにちょっと熱いかも。体感44度くらいかな?
入った瞬間にお湯のトロみがすごい!!
思わず「おおーーー!!」と感嘆の声が出てしまいました。
こんなの極上湯決定じゃん……(嬉)
熱めとはいうものの、肩まで浸かっていられる温度です。
それにしてもトロトロさが本当にすごい!!体全体が潤いで包込まれるような感覚になります。
香りはほ〜んのり硫黄臭。マイルドです。
いつまでも入っていられるぬる湯
丸いテルマエに対してこちらの四角い無骨な浴槽は、源泉温度43度のぬるめの温泉を引いています。
源泉が43度なので浴槽にくる段階では体感温度39~40度くらいになっていました。
湯くちも蛇口とかなり質素ながら、お湯はやはり極上。
ぬる湯なのでいつまでも入っていられるんです……
ちなみに、紫尾温泉は「神の湯」と呼ばれているのをご存知でしょうか??
1500年前 に空覚上人により創建されたと伝えられる「紫尾神社」。その拝殿の下に紫尾温泉の源泉があることから「神の湯」と呼ばれているんです。
確かにこれは「神の湯」とも言いたくなるいい湯だよな〜とか考えながらとろっとろのぬる湯に入っていたら、気づいたら時間がすぎてしまいました。
pH9.4のアルカリ性のお湯なので、美肌効果も高くてツルツルになりました♪
空いていれば入れる貸し切り露天風呂は夜星川ビュー
露天風呂の入浴時間 夜は20時まで。朝は7~9時まで
さて、しび荘さんには空いていたら入れる貸し切りの露天風呂があります。
そしてその露天がまた、素晴らしいんです
入浴時には札を「入浴中」にすることで入っていることをアピールします。
入って右手に脱衣所があります。
結構な岩場を下ったところに温泉があります。
これが結構な岩場でして…足の悪い人には厳しいかも。
絶景露天風呂ここにあり
う、美しい……!
見ただけでわかる極上湯です。
露天ですが、一応シャワーはあります。ですが置かれているのはボディソープだけ。
貸し切り風呂ですから、髪を洗うと時間がかかるのであえてシャンプーは置いてないのでしょうね。
何が素晴らしいかっていうと、この露天風呂は夜星川に面しているんです。
ですので景色が最高にいいですし、露天の解放感と極上のお湯を独り占めできるんです。最高か。
お湯は2箇所から出ています。
内湯と同じくとろっとろのお湯。こちらは比較的ぬるめです。
本当に、本当にお湯が素晴らしいんだよ……
紫尾温泉 旅籠しび荘のお食事
チェックインに時に夕食の時間の説明があり、18:00からと18:30からとのことだったので早い方の18時でお願いしました。
食事は露天風呂の向かいの階段を上がった上の階でいただきます。
夕食
食事は広めの部屋を大きめのパーテーションで区切ってある会場でいただきました。
お隣の方の声は聞こえるものの、パーテーションのおかげでお互いの姿は一切見えません。
しび荘さんはお食事の評判がとっても良いので楽しみ♡
期待を上回ってきたーーー!!
ああ、見るからに手の込んだお料理……こんなの美味しい以外の選択肢ないじゃん(断言)。
ドリンクのメニューも卓上にあります。
生ビールはクラフトビールもありますが、ご当地のものではないので今回はパス。
やっぱり鹿児島に来たらいも焼酎でしょ!と馬鹿の一つ覚えで紫尾のいも焼酎「紫尾の露(400円)」をチョイスしました。
一合で400円って旅館だったらめっちゃ安いですよね?
この間行った「民宿たかよし」さんもだけど、鹿児島の宿はいも焼酎が安いの…?
水割りでお願いしたらなんと、割もののお水のピッチャーをいただきました(笑)
では、かんぱーい!!
柔らかな口当たりで余韻がいい!
鹿児島産のサツマイモと紫尾山系の伏流水で作っているそうです。
ちなみにしび荘さんはテーブルの上にお品書きが置かれていました!ありがたや。
まずは先付の抹茶豆腐から。
濃厚なお豆腐とさっぱりジュレがまさに先付にぴったりです。
そして前菜。
ちまき寿司って何が入ってるの?と思ったらなんとアナゴのお寿司でした!
あと初めての組み合わせだったのが水茄子の生ハム巻き。
ナスと生ハム??と思ったのですがこれが案外合う!生ハムってメロン以外とも相性の良かったのね。
続いて気になっていたお造り。
山の宿と侮ることなかれ。このお刺身がとっても美味しかったんです!
特にカンパチが食感ぶりぶりで超新鮮でした!
お隣のテーブルの老夫婦も「カンパチ、美味しい!」と言っていましたよ(盗み聞き)。
山の宿と言っても海のある場所までも多分車で30分くらいだし、だからお魚も美味しかったのかなと思います。
焼き物系も持ってきていただきました。
感動したのが、写真右奥に写っている蟹足のフライが揚げたてだったこと。
衣がサックサクでした!
しび荘さんは温かいものは温かく、冷たいものは冷たく持ってきてくださるんです。
これ、1万円を切る料金の宿だとちょっと珍しいことなので感動。
続いてはローストビーフ。
柔らかくて美味しかったです。ところで、もう大分お腹いっぱいになってきましたが……
ぼたん鍋(猪)です。蓋を開けた瞬間にあまりのボリュームに思わず「ヒィイ…」ってなりました(笑)
しび荘さん、ご飯美味しいし量も多い……
猪肉はコクだけ残して全く臭みがなく、お野菜もよく味が染みて美味しかったですよ〜!!
味付けが濃いめなので焼酎が進みます。
あっつあつの状態で出てきた蟹グラタン。
こんなの、美味しい以外の選択肢ないよ!
そして極め付けは鹿児島の六白黒豚のしゃぶしゃぶ!
見て、このお肉を!まるで牛肉のような豚肉!(???)
サシが美しい……今までの人生で見た豚肉の中で一番美しいかもしれない豚肉。
なんなんだこの美味しい豚肉は……!
お肉の味が濃い!コクがすごい!!
隣の老夫婦も「美味しい!美味しい!!これは別腹だ」って言ってるのが聞こえます…(笑)
今までしゃぶしゃぶといえば牛のイメージでしたが、美味しい豚肉なら豚しゃぶでもこんなに美味しいのね……
お腹いっぱいでしたので、ご飯は少なめでお願いしました(それでも食べる)。
お吸い物はさっぱりしたお味で上品で美味しかったです。
そして最後にプリンとメロン。
プリンがとっても濃厚で、専門店で売っていても遜色ないレベルでした。
そして今年初めてのメロンも甘くて美味しかったです。
満足度150%の夕食でした。それにしてもお腹がはち切れそう…
朝食
朝食の時間は夕食の時に聞かれていて、7:30か8:00ということでしたので7:30でお願いしました。
夕食と同じ会場でいただきます。
野菜もたっぷりの美味しそうな朝食
もう、見るからに美味しそうじゃん……
メインはタラの西京漬けを焼いたのと鹿児島といえばのさつま揚げ。
多くの旅館だとお魚は鮭のことが多いので、タラが出てきたのは嬉しい!
温泉卵は濃厚で美味しかったです〜。
温泉卵って家ではなかなか作れないから、旅館で食べれると嬉しいですよね。
出来立てのお豆腐を持ってきてくださいました!
薬味をかけていただくのですがあったかくて美味しかったです。
お豆のサラダや納豆もなんだかオシャレに盛り付けられています。
白味噌ベースのお上品な味のお味噌汁。具沢山で食べ応えあり。
夕飯の時は小盛りにしてもらった白米は、朝はたっぷり(笑)。
デザートに大きめカットのパイナップルとアロエヨーグルトまでついていました〜!
ごちそうさまでした!
とっても満足度の高い素敵な朝食でした
紫尾温泉 旅籠しび荘の宿泊代金
一泊二食付きで9680円(+入湯税100円)
この温泉&食事で一泊一万円を切るなんて、想像できますか…?
1万円を切るお値段で、お料理の豪華さやお部屋に置かれているアメニティ、また無料で使える貸し切り風呂など全て総合して満足度がかなり高い宿だと思います!
お部屋にデスクもあるので2泊くらいして仕事しながらプチ湯治してもいいなと思いました!
【一人旅オススメ度】★★★★★ 食事も温泉も大満足の宿!
- お湯もお食事も素晴らしすぎた宿
- 鹿児島空港から1時間以内で来られるアクセスのよさ
- テレワークにも向いていそうな環境
人気があるのが納得の宿でした
とにかくお湯もお食事も最高の宿でした〜!
あのとろっとろのお湯は本当に絶品!片栗粉入れたんじゃないか??って疑いたくなるようなトロトロ感でまるで美容液に浸かっているかのようでした。高アルカリ性の温泉なので、お肌ツルッツルです♪
そして熱を入れてご紹介したお食事はどれも本当に美味しかったです!出来立てを持ってきてくださるので熱いものは熱く、冷たいものは冷たく食べられるのがありがたいですね。食べきれないくらいのボリュームでした。
全7室と小さめの旅館さんではありますが、人気の宿なのでしっかりと”企業”という感じがします。ですので宿の方との距離も適度にあるので、民宿や家族経営の宿が苦手な方にもおすすめできます。
公共交通機関でのアクセスが難しいのだけが難点かな…。
それにしても、本当にお湯もお食事も本当に最高でした。
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